「スケールメリット」より「スモールメリット」を享受!
耕地面積が通常農家の10分の1の30a(アール)
日本一小さい専業農家 菜園生活「風来」の源さんこと
西田栄喜代表のお話を聴きました。
所在地:石川県能美市 HP: http://www.fuurai.jp/
西田さんのお話と著書「農で1200万円!」を参考に掲載します。
小さい専業農家を目指す切っ掛けになったのは、オーストラリアをオートバイでファームステイをしながら旅行したことです。どのファームも地平線が見えるような大規模な農地を持ち、ヘリコプターや小型飛行機での肥料散布や大型の集荷機をみて、日本で幾ら効率化しても価格競争では勝てないと思い、日本で農業をするなら別の価値を出す必要を感じたからです。
耕作地が30aでも農業が成り立つ要因
・野菜の廃棄率をゼロにする工夫
漬け物などの加工品による
多く採れすぎた野菜の売上時期を調整
見た目の悪い収穫物の活用
ネットによる予約販売
・SNS等による購入者との繋がりとブランディング
命の元を提供することは
究極のサービス業
「お金」というファクターより、「命」というファクターを強く感じるようになり、命の元を提供することは、究極のサービス業との想いから、より安全で生命力溢れる野菜を育てるため無農薬栽培を2013年より無肥料栽培(自然農法)に全面切り替えましました。
無肥料栽培は、有機無農薬栽培に比べて虫が付きにくく病気にもなりにくい、さらに、肥料を買う費用が掛からず、味が良く日持ちするとのことです。
一方、農家と「食」「農」に興味がある人を繋ぐ「濃コン(農家とコンパ)」の活動もされています。