著書「社員幸福度 ~社員を幸せにせにしたら10年連続黒字になりました~」で活動が紹介されている株式会社ピアズさんを訪問し、環境整備、朝礼の様子も見学をさせいただきました。
ピアズさんは、下記の賞を受賞されています。
2016年度 日本経営品質賞受賞
2017年度 ホワイト企業大賞受賞
「志から始まり
理念とビジョンの浸透にこだわった
人づくりと組織づくりを追求される」ピアズさんは、
移動体通信(携帯電話会社)の販売代理店の店舗コンサルティング(組織づくり)や販売員育成(人づくり)などのコンサルティングを行い、2017年10月に、本社を名古屋から現在の東京へ移転しました。現在、本社を含め全国に8店舗を置き、活動をされています。
訪問の切っ掛けは
顧客価値経営フォーラムでの桑野社長の講演
経営品質について学んでいる私は、日本経営品質賞受賞組織が発表をする顧客価値創造フォーラムで桑野隆司社長の話を聴きました。
社員満足という考え方だけでは、社員が我がままになって、組織が崩壊した経験を持つ桑野社長は、「社員を幸せにする」ことはどういうことかを考え、そのために「社員の大事な人を大事にすること」に取り組まれています。
社員満足を自利の心とすれば、社員幸福度は人に対して悦びを与える利他の心といえます。
会社理念は、
無意味な常識に囚われず
意味のある非常識を追求し、
意味のある社会活動をおこなう。
ミッションは、
①我々は、すべてのステークホルダーが満足できる企業のあり方を模索し、追求し続けることで幸福ある未来を実現する。
②我々は、顧客の立場に立ち、客観的視野を持って問題解決やニーズの実現をサポートし、顧客の将来的な発展に寄与する。
③我々は、積極的に人材を雇用し、社会に役立つ人財を育成することで社会の発展に貢献する。
理念やミッションにつづき、5つの約束、11のピアズイズム、スローガンも職場に掲示され、朝礼で唱和をしています。
元気で明るい朝礼
環境整備(掃除)を終え、9時30分より朝礼の開始です。
始めに行われるゲーム(アイスブレイク)は、当番が考えてきます。当日のゲームは、「だるまさんがころんだ」で、みんな一緒にゲームを楽しんでしました。
最後は、全員で円をつくってエールの交換です。終了時刻は10時近くになっていました。
朝礼の様子は何枚も写真に撮られています。また、各人の発言も担当者がパソコンに打ち込んでします。これを、法人用のfacebookにアップして、朝礼に参加できなかった社員や全国の社員と情報を即座に共有しています。
利他の精神を生み出す源泉は
こういうところにもあるのでしょうか
オフィスの休憩室は、親子での勤務者のための託児スペースとしても利用され、新入社員の必読書とされるマンガなども置かれています。
必読書とされるマンガは
・ONE PIECE
・スラムダンク
・キングダム
・花の慶次
・はじめの一歩 などで、
ONE PIECEは、協調性を育むための良書ということです。