買い物難民の増加にともない
高齢者の家を回る民間の
移動スーパーが再注目
移動スーパーは、
トラックやワゴン車などに品物を積み込み、住宅地などを定期的に巡回して日用品・食料品を販売する形態で、移動スーパーマーケットの略です。
車社会の発展や郊外型スーパ―の進出、さらにコンビニエンスストアの登場により、移動スーパーの需要は激減しました。
買い物難民対策として復活
再び注目をされるようになった背景には、高齢化や身近な商店の撤退や廃業による買い物が困難な住民の増加があります。全国の買い物難民者数は、国の調査によると約700万人に達すると推計され、各自治体も対策の支援を行っています。
これを受け、移動スーパーには、地元で営業している個人商店やスーパーマーケット、生活協同組合のほか、大手コンビニチェーンが参入しています。
自営業者の参入としても魅力
移動スーパーのような移動販売のメリットとして、下記のことが上げられます。
1.開店資⾦のコストが安く抑えられる
開業資⾦が店舗に⽐べて安く抑えることができます。
店舗を構える場合、家賃が⾼いことや希望する立地や建物が見つからないこともあります。
2.一人でも開業ができる
移動店舗の場合、スペースがコンパクトであり一人でお客様の対応ができる。
3.時間帯によって場所を変えられる
時間や場所に囚われず、お客様の集まるところへ出店できます。
4.営業時間を自由に決めることができる
昼間だけとか、本業の休日だけに営業することも可能です。
5.短期的なイベントにも対応できる
⼈の集まるイベントを選んで出店することができます。
移動販売に関わる業者
石川では、移動販売車の制作から起業・販売のコンサルティングを全国的に展開している株式会社シブヤコーポレーションがあります。
徳島県の株式会社とくし丸(代表取締役 住友達也)は、各地のスーパーと展開をしています。