「人と経営研究所」所長
大久保 寬司著
「あり方で生きる」より
大久保氏が講師の
「人が輝く組織づくり
実践セミナー in 信州」
~ 数多くの「いい会社」での事例経験を通して企業の本質を語り続ける大久保寛司さんの机上の論理ではなく、実例に基づいた勉強会 ~ に参加してきました。
セミナーの課題図書 大久保寬司著「あり方で生きる」より
~ 10万人以上の行動を変容させてきた伝説のメンターが
問いかける「自分が変わる」50の言葉 ~
エッセンシャル出版社
私が興味を持ったテーマ(メッセージ)を抜粋して、感想を付記しました。
1.全ては、なるようになる
主催者が開講の挨拶に引用したのが、課題図書からの「全ては、なるようになる」でした。
これには、下記のような言葉は書かれています。
「努力をした上で、最後、結果がどうなるか?」
「なるようにしかならない。」ということです。
「人事を尽くして天命を待つ。」という言葉は、良く知られていますが、
これに替えて、
「天命に任せて人事を尽くす。」という言葉が私は、好きです。
この言葉の違いは、「結果を期待しているか、いないか」です。
引用された言葉を「努力をしたうえで、後はなるようになる。」と読むと、
「天命に任せて人事を尽くす。」より、努力しよう(頑張ってみよう)という
気持ちが強く感じるように思いますが、皆さんは如何でしょうか。
2.あるべき姿を語るのではなく、あるべき姿を実現すること。
企業のビジョンは、「あるべき姿・目指す姿」のことをいいます。
ジビョンが形だけのものにならないよう、実現するたに何を行い、何を切り捨てるのかという
戦略とそれを実施していくための戦術の大切さを感じます。
毎月行う振返り(50+は、経営戦略ダイアログとネーミング)では、振り返りは「ビジョンに向けて、今月はどれだけ近づくことができたか。」から始めています。
3.どんな人でも、やる気はある
やる気は、「底の方に埋まっている、その奥底にまで言葉が届かないから、出てこないだけで、相手の奥底まで心や言葉が届いたとき、必ず相手は変わる。」と説明されています。
昨年の4月、新幹線清掃チームのテッセイ(株式会社JR東日本テクノハートTESSEI)さんを見学させていただきました。
新幹線の清掃という「3K」職場が、やる気に溢れ、「新幹線劇場」といわれるほどに注目されるようになったことに、私は興味を持っています。
新幹線劇場といわれる「おもてなし集団」を作りあげた矢部輝夫氏が言われる「サービスを生み出すのは、そこで働いている人です。・・・・人の大切さを理解し、その人たちに最高の力を発揮してもらうことです。」ことの実現に、参考になるメッセージだと思っています。