井深大氏が言われた
40年周期の日本社会の
大転換・パラダイムシフトとは
2020年12月発行
1865年(155年前)からスタートする40年周期の日本社会の大転換・パラダイムシフト論では、今から5年後の2025年は、時のリーダーによる大転換で21世紀の日本文化が定まる年としています。
1865年(155年前)からスタートする
40年周期の日本社会の大転換・パラダイムシフト論
2020年から35年前の1985年は、物質的、経済的にも未曾有の繁栄により、経済大国として世界的にも稀有な発展をした年とされています。
そして、今から5年後の2025年は、時のリーダーによる大転換で21世紀の日本文化が定まる年とされています。
3つのパラダムシフト
パラダイムシフトについて本書から興味をもった3件について挙げます。
1.ゼネラリストの発掘
~変化に対する嗅覚を持つ人間にゼネラリストの経験を積ませる~
世の中が激しく変わっていくなかで、大局的見地から物事を把握し、変化に対応するリーダーには出来る人間とは違う要素が必要であり、育てるよりも発掘しなければならない。
こういうリーダーは、本人の能力よりも、人をまとめる統率力があり、感性に優れ、遊び心、希望を抱き、先を見通す眼を持つ人間であり、そうそう育てることはできないからである。
2.利害関係者資本主義
株主資本主義をやめて、企業はコミュニティの一員としてすべての利害関係者の役に立つよう利害関係者(ステークホルダー)資本主義を実践するパラダイムシフトが必要である。
企業は従業員と株主と銀行と職場のあるコミュニティや顧客の役にたたねばならない。
3.人の心至上主義
合理主義や物質中心の欧米に対して、日本文化の特質である気配りの心に基づく「人の心至上主義」と一体とした商品やサービスの提供によるへのパラダイムシフトを日本が成し遂げること。
モノと心、人間と心は表裏一体であり、人間の心を満足させるものをやらないと21世紀には通用しない。
参 考
2025年のパラダイムシフト
井深大の箴言(しんげん)
21世紀日本の盛衰は“時のリーダー”で決まる!
著 者 豊島 文雄氏
1973年早稲田大学理工学研究科修士課程卒、同年ソニー(株)入社。ウオークマン発売6年前のテープレコーダ部隊に配属。その後、カメラ&ビデオ事業部。1986年企画業務室長。
2007年(株)1・10・100経営代表
初版第1印刷発行
2020年12月10日
以上、本書のそでより抜粋
表紙の写真はAmazonのHPより