暑中お見舞い
申し上げます
朝日を受ける鈴木大拙館(金沢市)の 「水鏡の庭」
2021年 盛夏
致知出版から出版されている「鈴木大拙 一日一言」の7月23日から25日掛けて
「やがて死ぬ気色も見えず蝉の声」という
芭蕉の句について、大拙氏の考えが載っています。
要約を私がすると下記のようになります。
持っておる全部を吐き出して、ジューとやるところに、いわれぬ妙がある。
それを芭蕉が見たに相違ない。
日本人の強味は、最深の心理を直覚的につかみ、表象を借りてこれを
まざまざと現実的に表現することにある。
この目的のために俳句は最も妥当な道具である。日本語以外のものをもってしては、
俳句は発達できなかったろう。
このことは
日本人が虫の音や風鈴の音、川の流れる音などを左脳で受け止めるといわれていることと
関連しているとい思います。
「HAIKU」などといわれ、英語で俳句の創作をされる人たちは、これらの音を
どのように受け止め、表現されるのか、興味を感じます。