食べられる化粧品で有名な
自然派の化粧品会社
ルバンシュ(revanche) さん
千田和弘社長、自ら案内をしていただきました。
北陸先端科学技術大学院大学がある石川県能美市の「いしかわサイエンスパーク」内にあります。
ルバンシュさんホームのページ
まずは白衣の着用
埃など持ち込まないように白衣を着て、キャップを被ります。
クリーンルームから見学です。通常の工場では遮光のため窓がないのが一般的です。
でも、ここは大きな窓があり、爽やかな緑が眺められます。環境のいいところで働いてほしいとの思いからです。
クリーンルームでは何人か作業をしていました。ローテーションでそれぞれがどの業務もできるようにしています。誰かが急に都合が悪くなっても大丈夫なようにです。
ここで作られた商品は、品質確認のため検査をされた後、隣のクリーンルームでボトルに詰めて出てきます。
千田社長からお話を伺いました
ワークライフバランスについて
ある大手のOEMをされているとき、納期などの圧力も厳しく、社員が残業をしなければ納期に追いつかない状態のとき、売り上げは減るものの、取引をやめるという決断をされました。
勇気のいる英断だと感銘を受けました。 今では、平均残業時間は月2時間を切っているそうです。 平成26年には「日本で一番大切にしたい会社大賞」、平成28年には「石川県のワークライフバランス優良企業賞」を受賞され、トロフィーが応接室に置かれています。
社長選挙について
4年に一回、誰が社長に相応しいか選挙をしています。相応しいと思う人の名前を書いて投票です。 万一、落選したらさすがに落ち込むだろうから、開票は12月の最後の出勤日に実施しています。 千田社長以外の名前があった場合には、必ずその理由を言ってもらうのが事前のルールです。当選したとしても、1人でも別の人がいいと思った場合には、何か不満があるはず。ということは、その理由から自分に欠けている資質を理解することができるという発想です。
不謹慎にも、選挙に落ちたらやってみたい事業はありますか?と聞くと、 「まさか考えてないです。75歳まで、社長歴50年を目指してこれからも、いいものを提供していくつもりです。」と意気込みを語っていただきました。
「海と日本プロジェクト」
を応援
わたしの日焼け止めがちょうど前日に切れ、困っていたので、見せてもらい購入しました。
海にも優しい、珊瑚や生き物に影響を与えない成分でできたものです。
使ってみると、しっとり肌にもいい感じです。
サンゴ礁に悪影響を及ぼす有害な化学物質として、紫外線吸収剤の「オキシベンゾン」と「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」が含まれる日焼け止めの販売や流通がハワイ州で禁止されました。(サンスクリーン法 2021年1月・ハワイ州制定) この背景を受けて、海洋生態系を守り、豊かな海を次世代につなげる活動に、ルバンシュも賛同され「海と日本プロジェクト」を応援されています。
高校生のストーリー
お母さんのためにルバンシュさんの自然派化粧品を買いに、ある高校の男の子が会社まで自転車できました。
週末で閉まっていて、化粧品が買えずに、帰るところを自転車で事故に遭って怪我をしてしまいました。
後日、そのことを知った千田社長が、お手紙を書き、差し出がましくなければこの化粧品をお渡しくださいと高校生へ送りました。
高校生からの返信には、「自分が不注意で申し訳ない、怪我は回復して剣道の試合に出られるようになった、来年はきちんと化粧品を買います。」とあったそうです。
社長の差し出がましくなければという言葉も謙虚ですが、高校生の返信も人間ができていて、びっくりです。
レポートの原稿作成
50プラス起業ネットワークコミュニティのレポーター
KanazawaLaEsperanza Makiko
お土産にいただいた食用成分100%の口紅の見本【EAT】
50プラス起業ネットワークコミュニティは、「人とビジネスと地域をつなぐ」活動をしています。